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元気ないるまっ子新聞 2021年3月号

箏や三味線をひいてみよう  黒須小学校 和楽器体験

日本に古くから伝わっている和楽器、箏・三味線・尺八。その歴史は1000年以上です。和楽器のすばらしさを伝えるため、黒須小学校4年生の音楽の授業にプロの音楽家が訪れました。

授業の前半では楽器の説明を聞き、プロの演奏を鑑賞。浦嶋くんは「滝の音を表現した三味線が良かった」、西山くんは「自然を表している尺八の音が気に入った」と感想を話してくれました。それぞれの楽器が心に響いたようです。
後半は演奏体験です。三味線の体験では、正座をして右足に三味線を置き、バチの持ち方を教わって、3つの弦を弾きました。箏では「さくらさくら」のはじめの部分を弾きました。

初めて箏をさわって、最初は壊してしまわないか怖かったという長谷川君。思い切って強く弦をはじいてみたら、きれいな高い音が良く響いて楽しかったと話していました。

この日先生をしてくだった尺八奏者の元永拓(もとながひろむ)さんは、子どもの頃にバイオリンを習っていましたが、日本文化に深くひかれて大学に入学してから尺八を始めたそうです。「みんなに自分の国の文化を実際に肌で感じて欲しい」と元永さん。4年生は和楽器の音が出る瞬間を体験して、きっと新しい発見をしたはずです。