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市民インタビュー

狭山ヶ丘高等学校 野球部監督 平澤智太郎さん

2020年の夏季埼玉県高校野球大会で狭山ヶ丘高校野球部を県大会初優勝へ導いた若き監督に伺いました。

高校時代は、帝京高校で甲子園での優勝を目指していました。厳しい3年間でした。しかし、今の自分を作ってくれたのは、当時の野球部の監督や指導者の方々です。私も人生になんらかの影響を与えられるような存在になりたいと思い、教師を目指しました。縁あって狭山ヶ丘高校に赴任し、野球部の監督になりました。 授業は楽しくがモットーですが、部活動は勝負する時間と決めています。ユニフォームを着ると戦いです。勝利にこだわらない姿勢は選手に対して失礼だと思うので、グラウンドでは甘えも隙も見せません。ときに孤独を感じることもありますが、選手は監督と向き合い戦っています。私には、嫌われ役を買ってでもチームを強くする責任があるのです。高校野球は簡単に勝てる世界ではありません。満身創痍になってでも戦いぬくには、厳しさが必要です。 努力は報われるとは限らないし、裏切ることもあります。努力する姿は、人に見られていないことの方が多いものです。しかし、ピンチやチャンスは不意にやってきます。そのとき乗り越えられるかどうかは、日頃の努力にかかっています。誰も見ていなくても、ナンバーワンを意識して努力を続けること。優勝した今年のチームは、その意識が高かったですね。 残念ながら、チームというのは監督のレベルを越えられないんです。次のレベルに行くためには、監督である私自身が成長しなければなりません。これからいろいろなことを経験して、研究して、選手と一緒に日本一強いチームを作っていきます。